洋の東西にとらわれず、バランスよく

 東洋医学はその患者さんを完全に把握したときにのみ威力を発揮するので、治療が成功したときの喜びがとても大きいのです。西洋医学で治療すると、何%治るということが前もって分かっているので大して嬉しくはありません。

 同じ患者さんが治るということですが、医師というものは自分の力量を常に測りたいものなのでしょう。

 鍼治療を勉強してみると、こんなことを感じることがよくあります。「こういう状態には薬よりも鍼の方が早く治るのではないだろうか?」

 でも一方、東洋医学を勉強するほどに、いろんな病気の見落としが怖いと感じるようになってきました。西洋医学を軽視しないように、十分に検査をすることも忘れてはいけないですよね。東西のバランスということでしょうか。

メルマガ「実践ロハス生活!これであなたも医者いらず」より

2007年02月10日