相対湿度の年次推移をみた衝撃

 先日、鼻アレルギーの講演を聞きました。

 7-8年前に横浜で聴講した演者の先生で、私の診療に大きな影響を与えた内容の講演でした。

 「鼻アレルギーの人が増えていることと、乾燥には関連があるのでは?」

 今回の講演で、年次相対湿度のグラフを見せていただいて衝撃を受けたので、私も自分で調べてみました。

 グラフも見つけました

 このグラフを見ていただくと分かるように、記録の残っている1876年以来、ずっと相対湿度は70%以上だったのです。

 初めて60%台になったのが1957年、初めて50%台になったのが2001年です。高度成長と共に湿度が低下していることが分かります。

 湿気を含まない西洋家屋の広がりもあり、乾燥はどんどん身近に迫っている印象があります。コンピュータもいたるところにありますが、1台1台が熱を産みますし、器械の保全のために乾燥させている事業所も多いはずです(うちのクリニックも、です)。

 これがいろんな病気の広がりを助長しているということもあり得る話ではないでしょうか?喘息も、アトピーも・・・。

メルマガ「実践ロハス生活!これであなたも医者いらず」より

2007年09月15日