真夏のビールはおいしいけど控えめに

 私はお酒があまり飲めません。飲める人は冷たいビールをカブカブという季節ですが、気をつけるべきことがあります。

 ひとつは水の摂り過ぎ。

 水はたくさん摂る方が良いと信じている人があまりに多くて困ります。摂らないのは熱中症などの問題が生じる可能性がありますが、摂り過ぎの害をいう人が誰もいないので私が話します。

 まあ確かにたくさん飲みましょう!というと売れるものもありましょう。適量飲みましょう、と言っても経済効果はないのですから、そんなことを言う人はいない訳です。

 以前にも話したことがありますが、不通則痛という言葉が中国にはあります。「通じず、すなわち痛む」・・つまり、通りが悪くなると痛みが出ますよ、という意味です。

 水がたくさん体に入ってきても全て処理できるとは限りません。実際に若い人でも水の影響を受けて、ふらつきや鼻水で来院されるケースが少なくありません。水を循環させるような漢方薬をだして、少し水分を制限するように話をします。

 二つ目はビールが熱になることです。

 酒類はみな熱の要素を持っています。これにストレスや暑い夏であることなど、熱の要素がさらに加わる可能性があります。すると、器械と同じように頭がオーバーヒートしてしまいます。

 やたらと頭から汗をかいたり、ボーっとしたり、寝られないとか、ひどいとうわごとを言ったりということになります。調子がくるって鼻水もでることがあります。水のときとは別の形のふらつきとか、軽い難聴になる人もいます。

 特にストレスを酒で発散しようとすると、熱の要素が加わるので健康にはあまりよくありません。暑い夏が続きますので飲みたいところですが、逆にビールはかなり控え目にされた方が良いでしょう。

メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より

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2011年07月23日