腎虚への対応~いつも疲れている方へ

 最近、身の回りに腎虚の方がとても増えているのが気になっています。

 腎虚?ナンダソレ?という方もいらっしゃるでしょう。

 腎は腎臓の腎ですが、中医学では人間の生命力を表現しています。もちろん虚=なくなった状態ですので、腎虚とは生命力の不足した状態といえます。

 生命力は下丹田によって生み出されると考えられています。人間の肉体においては発電機のようなものですね。生殖能力ということも言えます。

 最近、植物系男子が多いということをよく耳にしますが、腎虚の人が多いということと関連があるように思えて仕方がありません。

 過労、睡眠不足、あるいは過度のが続くと腎の力、すなわち生命力が削られていきます。症状としては下半身の冷え、腰痛、めまい、耳鳴り、夜間頻尿が挙げられます。

 元々の体質としてお子さんのときから腎虚ということもあり、最近では大人のように過労で腎虚になっているお子さんもかなりいらっしゃいます。お子さんの腎虚は分かりにくいのですが、人よりもよく寝る、大げさにびっくりする、頭からばかり汗をかく、というようなことを参考にして下さい。

 私は過労の状態のときに風邪をひいて、一度すごく腰痛になったことがあります。そのときにはさすがに休養しなくてはいけないなと感じました。腎の状態を維持することは生命にとって重要なことですから。
 
 さてさて。

 腎虚への対応ですが、お子さんの場合には休息をしっかり取ることでかなり改善が図れますが、大人の場合にはどうしたらよいでしょうか?

 基本は睡眠時間の確保と下半身の強化です。でもスポーツジムでいきなり筋トレをどんどんしたり、がんがん走り回るのは止めて下さい。回復に時間を要する体質なので、休息する時間が取れないと消耗する一方ですので。

 ゆっくりした下半身の運動がお勧めです。歩く、あるいはたんとう功、立禅といったところでしょうか。立禅はyoutubeのサイトが多数あります。
 

 ちょっと違う流派のようですが、こんなサイトもあります。
 
 食事から変えたい、という方もいらっしゃるでしょうね。腎は黒に親和性がありますので、黒ゴマ、黒豆、いわしなどが良いようですね。
 

メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より

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2011年09月04日