びんろう子が何故、女神散に含まれているのか?
まったくの雑談です。
最近、九味びんろう湯(くみびんろうとう)という漢方薬を用いるようになりました。
ある先生がこういうお話をされていました。
この処方は一度飲みだすと、飲むととても体調が良くなるので、また処方して欲しいと言って戻ってくるとのことでした。
特に重要と思われる、びんろう子(びんろうじ)という生薬はどういうものなのかとても興味が湧きました。
消化液分泌促進、胃蠕動運動促進、腸内異常発酵軽減など、健胃整腸作用がまずは挙げられます。
次に逐水作用といって、水腫など水が溜まっているところに働いて、その水を処理するという作用があります。
そして最後に、殺三蟲といって条虫や回虫などを駆虫する効能があるのだそうです。
実は漢方エキス剤の中で、女神散(にょしんさん)という処方にこのびんろう子が含まれています。どうして含まれているのか、とても興味深いのですが、理由は分かりません。
気をめぐらし、気を降し、鬱を散じ、血熱をさまし、更年期の精神安定に寄与するのが女神散ですので、どうしてこの生薬が含まれているのか分かりません。とても興味深いですー。
結論は出ませんが、分かりましたらまた書きますね。
2012年02月19日