乾燥注意報
院内の整備のためにたくさん休みをとってしまったが、とうとう新年の仕事が始まった。暖冬のためか暖房がどこもしっかりと効いているためか、汚い鼻水がたくさん出る人は多くない。気になるのは乾燥による症状が出る人が多いことである。
乾燥で何が起こるのか。
まずは咳。乾燥で生じる咳は年々増加していると思う。環境だけでなく、ストレスで熱がこもることも関係がある感じ。だから環境だけ整えても治りが悪いのではないだろうか。この症状には漢方薬を使用している。
それから鼻出血。鼻の中が乾燥して粘膜炎になり血が出てしまうのだ。私はまず加湿器を勧めている。私もいろいろ加湿器を買ってみたが、昔からある湯沸しポットのような単純なものが一番いいと思う。安くなっているし、沸騰してしまえばうるさくないし、適度に部屋が暖まるし、掃除も楽だし、煮沸するので菌をばらまくこともなさそうだ。最近のは特にうるさいのが気になるのであまり使わなくなった。
マスクも有効である。簡単、安上がりで良いのだが、いつもマスクをするわけにもいかず、とくにお子さんには鬱陶しいもののようだ。私もあんまり周囲の乾燥がひどいとマスクをつけるが、普段はちょっと苦手である。
やたら雨が降るときとか、やたら晴れてばかりとか。東京も亜熱帯になったのかと思う時がある。まだまだ冬が寒いけれど。
2005年01月09日