風邪の診察プロセス~その1

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その1といっても今回限りかもしれません。

さて、アレルギー性鼻炎の人が風邪をひいて来院されたとしましょう。

「鼻水がだらだら出てしまうんですよ」と患者さんが来られる。
『アレルギーでしょうかね。大変ですね』と私。鼻を見る。
「やっぱりアレルギーですか?」と患者さん。
『そうでしょうね』と私。
「今日からちょっとのどがひりひりするんです」と患者さん。
『えええっ?ちょっと待って下さいよ、のどを見せて下さい』と私。
のどを見ると少し赤い。
『もしかして鼻水は今日はかなり収まっていますか?』と私。
「そう言えば今日はあまりでないねえ」と患者さん。
『のどは渇きますか?』と私。
「渇く渇く」と患者さん。
『脈を診せてください』と私。
「耳鼻科で脈ですか?」と患者さん。
『やっぱり風邪で、5日前くらいからかなあ』と私。
「そう言えばそのころ少しだるかった」と患者さん。
『痰と咳は出ていますか?』と私。
「いいえ、のどが少し痛いくらいです」と患者さん。
『じゃあ普通の風邪のみってことですね』と私。

これくらい話をしないと、アレルギーなのか風邪なのか、区別がつきません。
手間もかかるし難しいけれど面白いですよ。

2005年07月20日