耳あか取れた!

耳あかが取れた!と言っても、取れるのは当然です。

どう取れたのかというと、泣かずに取れたんです!

以前から診察していたお子さん2人がいました。時々耳あかを除きにいらっしゃっていたのですが、いつも怖がって泣いて泣いて大変でした。

私たちはなれているので泣いても取るものは取るわけです。しかしご両親としては、何でこんなに泣くのかしら・・と考えてしまうので、少しうつむき加減になるわけです。

私はこのご両親に言ったことを覚えています。

「ご両親が『必ず泣かなくなる日がくる』と信じることが大事です」

経験上、必ず子どもたちは泣かないで良いんだ、と気づく日がくるのです。その日までじっと私たちは待っていました。

そしてとうとうその日が来たのです。しかも2人とも同時に!

ご両親は我が子の成長ぶりにさぞうれしかったことでしょう。私たちも何だか嬉しくなってしまい、じーんとしてしまいました。

子どもたちの成長を間近で見ることはご両親の最高の贅沢です。私たちもそのおすそ分けを元気に変えて仕事をしています。

2005年11月22日