コロナ後遺症と食品添加物

コロナ後遺症で最近感じていることは、食品添加物を少なくすると改善していくということです。

先日、あるコロナ後遺症疑いの男性が「コンビニ弁当ばかり食べていたが、自炊するようになったら熱がだんだん下がってきた。」とおっしゃいました。それに伴って嗜好も変わるようで、治療を終了した方は、お菓子類やジャンクフードを食べなくなったという話をしておられました。

私は、食品添加物をはじめとして、身体に負荷のかかるものが口からまたは皮膚から入ることで全身に小さい炎症が生じていて、それがなくなると治るのではないかと考えています。

現在はそういう考え方に沿って、漢方薬と食事等の指導をしています。

2020年08月22日

コロナ感染の後遺症?

ずっと微熱が続く、ずっと経験したことのない頭痛を時折感じる、何だが息苦しいのが1カ月くらい続いている、などの症状を訴える人が増えているように感じます。大した事のない炎症といえばそれまでですが、どこの病院に行っても異常なしと言われる、と皆が口裏を合わせたように訴えてきます。これは何なのでしょうか?

コロナウイルス感染症が蔓延して久しいですが、どうもその後遺症のような風に感じています。
後遺症??そんなことを言っている情報番組はないけど・・?と思われるかもしれません。でもそういう番組に出てこられる先生方のところにかかられる患者さんは、軽症者の方は少ないのでしょう。

しかし私たちのような小さい診療所では、こういう症状の方を診察する機会が多いので、どうもこれはコロナウイルス感染の後で生じた、サイトカインストーム(過剰な免疫現象のことです)が何等かの理由で収まっていないのだなと推測することができます。実際、免疫を調整するように漢方薬を使ってみると、1カ月続いた症状が1-2日で取れてしまいます。しかしその後、数日して何かの刺激を受けたからなのか、少しだけ症状がでたり引っ込んだり。一直線には治りませんが、不安にならない程度の症状に落ち着いていきながら治っていくのです。「コロナウイルスに感染した覚えはない!」と皆さんおっしゃいますが、無症候性感染(症状がでない感染)でもサイトカインストームは起こりますので、決して不思議なことではないのです。

サイトによってはサイトカインストームに桂皮が有効、と書かれていることが多いですが、私はそうは思いません。一番確実にサイトカインストームを抑えてくれるのは恐らく甘草です。甘草+何か、ということで収まりをつけるのが有効でしょう。あとコロナウイルス感染予防に麻黄湯が有効ともいわれていますが、まあ否定はしませんが、あまり良い方法とも思いません。理由は割愛します。

今後はこういう患者さんが増えると思うので、今ある対策よりも、さらに良いものを考えておこうと思っています。

2020年05月08日

Natureの記事から コロナウイルス関連

コロナウイルスにはスパイク状の突起があることが知られていますが、この突起は細胞との結合を強くするもの、すなわち感染力を強くするもののようです。そしてこの突起の作用はフリンという酵素で活性化されると書かれています。
フリンは肺、肝臓、小腸など多くの臓器にみられるということなので、こういう臓器では感染力が増す可能性があり、肺炎が重症化することにも影響があるかもしれないです。

しかし一方でフリンは多くの臓器にあるので、生体にとっておそらく重要な物質なのでしょう。この働きを抑えて感染力を減らすというのはやや現実的ではないというのが私の意見です。
それと感染が生じてすぐに免疫が過剰な状態になるのがこのウイルスの最も危険なところだと思っているので、免疫過剰のきっかけになる物質さえ分かれば、そこを止めるのが一番効果的かな、と思っています。

様々な研究が進んで新しい知見が得られることで、早期収束を期待します。

2020年04月27日

コロナの話題 記事への反論

昨日Yahooニュースで、真偽は定かではないが、自民党議員が「開業医はコロナから逃げているので援助などとんでもない」という意味合いの記事が掲載されました。本当なのでしょうか?私は目を疑いました。

確かに大きな病院には多くの重傷者が入院し、医療スタッフも本当に大変だと認識しています。でも防護資材が十分に提供され、コロナウイルス感染症と明確になっている患者に対応しています。危険と隣り合わせの状態が続いているとは思いますが、どこに危険があるのかが明確なのが私たちとは異なります。

私たちはというと、発熱があり保健所に問い合わせた結果「近くの診療所に行ってください」と言われた感染疑い患者さんも診察します。隔離はするものの、事前の連絡なく受付に熱があると現れる人もいらっしゃいます。資材に関しては、マスクは一切通常ルートでは納品されず、フェイスシールドは自分たちで作ったもので対応しています。ガウンもようやく女性用のものを少量入手したところで男性用のものは手に入りません。手袋も在庫が少なくなってきましたが納品は滞っています。消毒用アルコールも次の納品はいつなのか分かりません。

いつの間にか、診療所は丸腰で資材不足のままコロナウイルス感染症の最前線に立たされるという状況になっています。おそらく必要な資材はほぼ全てが大きな病院に回されていることと思います。この状況がこの議員に認識されていないのは大変残念です。私たちは30分毎に院内全てを清拭したり、ビルのエレベーターのボタンまで清拭し、入口は開放のままで換気を十分にするなど、綿密に院内感染対策をしているつもりです。しかしどんなに対策をしても100%の防護は難しいかもしれません。

この苦境を乗り切るように、院内では様々なアイデアを出し合い、考えながら、節約しながら、院内感染に十分に注意しながら、個別に対応しているところです。

2020年04月14日

医療崩壊を防げるか?

東京都では、コロナウイルス感染者の中で軽症者をホテルなどに移すことになったそうですね。
これで重傷者が十分な医療を受けられるので、医療崩壊を防げる・・・果たしてそうでしょうか?

今まで感染者といっても軽症者が多ければ、医療従事者の濃厚接触の機会はかなり少なかったと推測します。
しかし、感染病棟に重傷者が並んでいたらどうでしょうか?

おそらく従来のマンパワーでは立ちいかず、スタッフの増員も必要になるでしょうし、濃厚接触機会も増えるでしょう。
器材もさらに必要になり、病棟内はかなり混乱するのではないでしょうか?

スタッフは心理的にも軽症者がいることで、ピリピリしつつも、患者さんが命の危険にさらされていないので、
今までは少し息がつけたはずです。しかし重症者ばかりだと気が抜けず、スタッフの心身の疲弊が心配です。

私たちのような弱小末端医療機関でさえも、保健所で検査対象にならない人たちがいらっしゃるので、
患者数は少なくなっても、緊張が続くためか大変疲れます。私事ですが、最近は22時前後には寝ています。
しかし、医療従事者としての役割を果たすため、注意深く、医療の継続に力を注いでいきたいと思います。

2020年04月09日

コロナウイルスによる味覚嗅覚障害

先日、大阪の感染症最前線の先生が「コロナウイルス感染の患者さんには味覚障害を訴える人が多い」と発言されたり、阪神の藤浪選手がコロナウイルス感染に嗅覚障害を合併したと報道されたりして、味覚嗅覚への関心が高まっています。
嗅覚障害には感冒後性のものがあります。特にインフルエンザの後からの嗅覚障害はよく見られることから、コロナウイルスでも同様の嗅覚障害を生じているものと思われます。
味覚障害については詳細はまだ分かりませんが、嗅覚障害が先に生じて風味障害、つまり味覚の機能的異常ではなく、嗅覚が障害されているので味覚を感じにくいという症状が出ているように今のところは感じられます。

「2週間前に味覚障害、あるいは嗅覚障害だったのだけれど、私はコロナウイルス感染者なのでしょうか?(感染者だったのでしょうか?)」というような質問を複数受けていますが、冷静に考えてみましょう。
コロナウイルス感染者の症状が、発熱、咳、倦怠感がなくて味覚嗅覚障害だけが生じるということはありません。味覚嗅覚障害は様々な理由で生じますし、当然そういう方たちはコロナウイルスの検査の対象外です。

コロナウイルス感染者でないのに、味覚嗅覚障害の患者さんたちが、コロナ感染者なのではないかと疑われる、という事態は避けたいと思い、書かせていただきました。

2020年03月28日

今年の花粉症をめぐる話題

今年も花粉症の季節がやってきました。飛散開始日も少し早く、辛い期間が長くなってしまうかもしれません。

そんな中、新しい花粉症の薬が登場しました。注射剤で重症者だけが対象ということです。何年も前に先輩の先生から夢のような薬なんだよ、と治験段階の話を聞いたことがありましたが、どうもその薬のようです。私は使うのだろうか・・?

私は花粉症の症状を弱めるために、漢方薬、食事指導、生活指導とあれこれ考えてやっています。そういう指導はいらないから薬をくれ!という患者さんもおられます。でも私はそういう指導を入れていく治し方が正しい治し方であると信じているので、また口うるさく指導をしてしまうことがあるかもしれません。鬱陶しかったらご容赦を願います。

2020年02月21日

新型肺炎に関する見解

厚生労働省から新型肺炎に関する受診の目安が発表されました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200217/k10012289041000.html

不安を感じた人たちが検査を希望して殺到するようなことがないと良いのですが。何故なら、既に不顕性感染者(症状がなく感染する人)は多数存在するはずであり、大した症状でなくてもタイミングが悪いと感染者とされてしまう可能性もあります。ほとんどの人が重症肺炎になるような報道がなされていますが、それは違うのではないでしょうか。

対応する薬がないのは確かなので、高齢者、妊婦、免疫の状態が良くない人は、かなり注意深く人込みを避けるなどの配慮が必要と思われます。しかし、基本的に元気な人にとってはふつうか、ちょっと酷い風邪程度で収まるものであり、日頃から免疫が下がるようなことを避けることが必要でしょう。あとマスクをしていても、長時間の接触により感染は広がっていくと思われるため、何より人込みを避け、他者との不要不急の接触を避けることが重要だと思います。

新型インフルエンザのときもそうでしたが、ひと通りいきわたると収束してきます。もう数週間かなと思っています。ただし、船舶に残っている人たちの動向には左右されるかもしれませんが。

2020年02月18日

味覚外来について

現在、6年間の味覚専門外来のデータを全て見直しています。

現状は、治る人もいます。治らない人もいます。中途半端に治る人もいます。

自分の知識と経験を全てつぎ込んでいるつもりですが、まだ足りないのか治療の道筋に関する結論がなかなか出ません。医療の中でも恐らく最大級に難しい分野だと思います。この2か月くらいは、夜の余暇は全て味覚データの整理と新中野分院の嗅覚専門外来開設の準備(いつになるやら・・)に没頭している状態です。

今度2月中旬に兵庫医大の味覚外来を見学にいきます。年末に慈恵医大の嗅覚外来を訪れたときには本当に参考になりました。今度も実りが何かあると期待しています。

当院の味覚専門外来は、あまりたくさんの患者さんを受け入れることはできませんが、お困りの方は電話で予約をいれてみてください。

2020年02月09日

寒暖差の影響~めまいにも・・

今日はとても寒いので、暖かかった昨日を考えると寒さが身に染みます。

さて、寒暖差について行かれない時には風邪をひきやすくなるので、衣服の防寒をどうするかをよく考える必要があります。他に寒暖差で注意が必要な病気といえば「めまい」です。

めまいはのぼせと共に生じることが多い病気ですが、疲れていて、あるいは胃腸を壊していて急に気温があがるとのぼせが強く出てしまい、めまいが生じます。案外めまいは注目されませんが、この2-3月は少し患者さんが多くなります。特に今年のような気候は要注意だと思います。対策は良い睡眠でしょうね。あとは暴飲暴食を避けることです。

イラストはめまいナビより

2020年02月06日