アレルギー性鼻炎、花粉症の治療戦略

昨日は大鵬薬品工業(株)から依頼のあった、
アレルギー性鼻炎の薬の使い方について話をしました。

薬の効果と眠気との関係、花粉症の漢方薬を考えるときに、寒い季節、温かくなってから、温かさが続いてからと使う処方が季節ごとに異なることなどをお話ししました。

やはりアレルギー性鼻炎の薬の調節性、確実性という意味で抗アレルギー剤がかなり堅実です。従って抗アレルギー剤をベースに個々の体調に応じて漢方薬を加えていく戦略が患者さんのためには良いのではないかと話しました。

漢方薬の話はあまり興味をもっていただけないかもしれないと内心思っていましたが、
抗アレルギー剤との相性のこともあり、社員の方たちの受けもよく、深いところまで話をすることができました。

機会を与えてくださった社員のみなさまに
この場を借りて感謝申し上げます。

2019年11月29日

感情の老化2

さて、感情が老化して意欲の低下する原因は何でしょうか?
〇男性ホルモン低下
これはストレスや睡眠不足が原因になるとのこと
〇前頭葉の萎縮
確かに前頭葉は感情と深い関係があります。普段から会話をすることが重要だとか。
夫婦の肩もみなども良いようです。
喫煙はマイナスに作用するので注意が必要です。
〇セロトニンの低下
セロトニンは幸福な気分に重要です。太陽の光があるとより作られるとか。

そうすると、よくねて、外カフェとかでおしゃべりするのが良いのかも・・・?と思ってしまいますが、もっと前向きに、前頭葉を刺激するために初めてのことにチャレンジしたり、男性ホルモン分泌を促すために適度に筋トレしたり、セロトニン合成のために肉類を摂取することが重要だと、テレビで紹介されていました。

2019年09月08日

感情の老化1

感情の老化・・・これは盲点でした。あまり考えたことがなかったです。

今朝、仕事に来る前にテレビをみていたら、このことを放送していたのでご紹介します。

まず、チェックリストを見てください。3つ以上で感情の老化疑いだそうです。私は3個かな?

□ 好奇心が減った     ■ 同じ店で買い物しがち

■ 会話は同じ仲間ばかり  □ 新たなことを始めない

■ 異性への興味が減った  □ 肉をあまり食べない

□ 昔より失敗を引きずる  □ 最近イラつくことが多い

□ 最近感動していない   □ アイデアが浮かびにくくなった

皆さんはいかがですか? 私は今日、早速行ったことがない店で昼食を摂りました♪ 老化しないぞ!

2019年08月25日

耳鳴りの治療

耳鳴りは耳鼻科の中ではとても治療が難しいとされています。大学病院でも耳鳴りの患者さんに治らないことをとくとくと説明する先輩がいたものです。

しかし耳鳴り治療が難しいといっても、漢方薬で改善の道筋ができる方が少なからずいらっしゃいます。今日は大学病院耳鼻科で見放された方が、漢方薬の、しかも割と単純な処方をしただけで(今回は八味丸でした)、かなり改善しているのを目の当たりにしました。最近では、さらにいろんな著効例もでてきています。

漢方薬にはこういう独特な魅力があります。当院では理事長の私が常勤の医師たちに漢方薬の使い方を月に1回レクチャーしてレベルアップを図っています。漢方医学は経験医学という側面もありますので、みな試行錯誤しながら対応能力向上を目指しています。

 

2019年07月23日

アレルギーに関する学術講演を行ないました

7月3日に渋谷区耳鼻咽喉科医会で「小青竜湯と抗アレルギー剤の使い分け」というタイトルで講演を行いました。クリニック内では常勤の先生方との月1回の講習会でご説明してきたことなので半ば当たり前になっている内容でしたが、医師会の先生方には興味を持っていただけたようで、講演後や懇親会でいろいろなご質問をいただきました。

抗アレルギー剤にもいろんな性質がありますが、小青竜湯にも効果の上がる使い方があり、それらを熟知することでより効果的に、より安全に患者さんの症状を和らげることができます。

渋谷区医師会の諸先生方、国立成育医療センターの守本先生、熱心に聞いていただき本当にありがとうございました。

2019年07月05日

梅雨時の頭痛、めまい対策

雨が多くなってきました。

昨日も気象ニュースをみていたら、湿度100%だそうで・・・。

こういう季節には体から水分が出ていき難くなり、東洋医学的には水毒と呼ばれる状態になります。体の水余りと考えれば良いですね。水毒のときに出やすい症状はたくさんありますが、代表的なものはめまいと頭痛です。

私も以前はこの季節の頭痛に相当悩まされましたが、今では(結構音がうるさいですが)除湿器を家の中においたり、クリニックでもドライをかけて対応しています。

もうひとつ対策があります。とうもろこしのひげ茶です!

(下記は一例であり、おすすめというわけではありません)

冷やして飲むと香りが少ないので、私は煮だして飲んでいます。

とうもろこしのひげは、玉米鬚と言って生薬として、あるいは薬膳茶として用いられています。下記のYou tubeで55秒くらいから効能を、80秒くらいから副作用のことが挙げられていますが、多様な効能があります(日本語でないのでサイトの正確性は保証しかねますが)。過量摂取はだめなようですが、お茶で飲む程度なら問題ないでしょう。

2019年06月11日

DuCANADA

DuCANADAは私の知人である吉村和敏さんの写真集の名前です。

もう終わってしまいましたが、写真展が六本木で2週間開かれていました。しかし5月の連休明けは休みが少なくて体がマイッテいたので、この写真集は写真展に行く人に頼んで買ってきてもらいました。相変わらず吉村さんの美を捉える視点は本当に素晴らしく、写真集を見ながら鳥肌が立ってしまいます。奥深い美に触れることで心が洗われる感じがして、活力がわいてきます。風邪の予防にもなるかもしれませんね。

私は来年の書道展に向けて、作品は1点だけですが、草案を練っています。

2019年05月24日

みな意味があるのだと思う

見ていて不思議なことをするなあ、と思うことがある。

例えば相撲で土俵入りの時の作法とか、軍配が返るまで繰り返される仕切りとか。神事にはそういうものがたくさんある。数々の作法、あと特に興味深いが理解できない禹歩(うほ)とか。

みな意味があるのだと思う。私はそれを理解できない自分がまだ未熟なのだろう。なぜこんなことを書くのかというと、私たちの道具である白衣とマスクについて思うところがあるからである。

医学生の頃、白いのは汚れたらすぐにわかるようにと教えられたように思う。それもあるとは思うが、白色には病原菌を寄せにくい効果があるからだと今では思っている。手術室のガウンとかマスクが青だったり緑だったりするのが何故かよくわからない。冷静になるために青とか、緊張感の中でリラックスするために緑なのだろうか?

最近、黒いマスクをする人が増えている。世の中に逆説的なものが流行するのは常であるが、白と逆の効能があると考えられ、健康のためにマスクをするのであるなら黒は止めた方が良い。色にはファッションだけではない意味があるのだと思う。

 

2019年04月28日

風邪の予防

風邪を予防するにはどうしたら良いですか?

ということを聞かれます。まず考えるのは衛気(えき)の充実です。衛気とは、体の表面を巡る防御のことです。防御が強ければ風邪もひきにくい、という当たり前の理論ですが、これを意識していない人が多いです。

通常は風邪を処理するために漢方薬を、副鼻腔炎や気管支炎の合併があるときには抗生物質を処方しますが、最近、衛気を増すための漢方薬である補中益気湯を処方することが増えています。会社が忙しいのか、余暇を欲張りすぎるのか、睡眠時間が足りないのでしょう。

特に東京は夜でも暗くならないと言われています。でも明かりを遮断して早く寝ることは衛気を増すために必要でしょう。大切なのは活動した分だけ寝る、陰陽のバランスをとるということです。

2018年11月28日

自発性異常味覚について

久しぶりにブログを書いています。

学会前でドタバタしていますが、今回の発表は「自発性異常味覚」についてです。

この病気は、何も口に入れていないのに味がする病気です。
苦味のことが多いですが、酸味、甘味、それらの組み合わせなどもあります。

命に別条がないので患者さんも訴えられないことも多いかもしれません。
我慢してしまうのでしょうね。

でも慢性的になると食欲が落ちて痩せてしまったりするので、
これも治療の方法を確立する必要を感じています。

私は私なりにこれから研究していきたいと思っているところです。
来週の学会発表はその研究成果の第一弾といったところです。

2018年09月17日