コロナ 原則だけでは通用しない?

食べ物でコロナウイルス感染を予防しよう!というサイトが散見される。
まあそれはそれでよいのだが、落とし穴があるように感じたので一応そのことを書いてみる。

邪が体表面に入ってくるのを抑えるのは、漢方の理論では発散性のある食べ物、紫蘇だったりネギだったりだろう。確かにそれで予防と言えるかもしれない。しかし、今回のコロナウイルスだが、邪が入ったことが分かりにくいという特徴がある。しかもその後に生じる反応は、自分で自分の細胞をやっつけるという反応である。これを制御するのに紫蘇やネギではどうなのか・・・?。

ウイルスが体内に入るまでは発散で予防としてはよいかもしれない。しかしウイルスが体内に入ったあとも発散性を強くしていくと、自分の細胞をやっつける作用を助長してしまう可能性があると考える。むしろ酸味のものを食べて、少し体のエネルギーの流れを内向きにして(収斂作用)、血管も引き締めて炎症をを抑えていく(血管透過性を抑制する)ようにするのが良いのではないだろうか?(そんなに効果があるのかどうか、やや疑問もあるが)そして今回のウイルスに関して思うのは、みな「詰まり感」がひどく出るので、体のエネルギーのめぐりを強くする作用(理気作用)が強いものが必要ということは間違いないところだろう。

私が見たのは薬膳研究家のサイトであったと思うが、ちょっと危うい感じがしたので、一応コメントしてみた次第。

2020年04月22日

季節が1か月早く進むので

季節が1か月早く進むということを経験したことがありません。
花粉症のピークも3月から2月に前倒し。

恐らくコロナウイルスも、気温の上昇とともに無くなっていくのではないでしょうか?
尊敬する根路銘先生の対談を読んで、なるほどと思いました。

花粉症も4月を待たずに収束の方向でしょうか??

ところが思わぬ気温の上昇で困ることがあります。気虚(エネルギー不足)です。
花が咲くように身体の気が緩み、いや!緩みすぎ、
身体から気が逃げてしまうような気虚を生じている方が多いように感じます。

疲れてもいないのに、エネルギーが失われている人が少なくありません。
そういう人は、花粉症でもないのにくしゃみがやたらでたりしてしまいます。
もしも自分もそうかな?と感じる人がいらっしゃったら、少し酸味のものを食べて、引き締めておきましょう。
もちろん漢方薬でも対応可能です。

2020年02月26日

新型肺炎に関する見解

厚生労働省から新型肺炎に関する受診の目安が発表されました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200217/k10012289041000.html

不安を感じた人たちが検査を希望して殺到するようなことがないと良いのですが。何故なら、既に不顕性感染者(症状がなく感染する人)は多数存在するはずであり、大した症状でなくてもタイミングが悪いと感染者とされてしまう可能性もあります。ほとんどの人が重症肺炎になるような報道がなされていますが、それは違うのではないでしょうか。

対応する薬がないのは確かなので、高齢者、妊婦、免疫の状態が良くない人は、かなり注意深く人込みを避けるなどの配慮が必要と思われます。しかし、基本的に元気な人にとってはふつうか、ちょっと酷い風邪程度で収まるものであり、日頃から免疫が下がるようなことを避けることが必要でしょう。あとマスクをしていても、長時間の接触により感染は広がっていくと思われるため、何より人込みを避け、他者との不要不急の接触を避けることが重要だと思います。

新型インフルエンザのときもそうでしたが、ひと通りいきわたると収束してきます。もう数週間かなと思っています。ただし、船舶に残っている人たちの動向には左右されるかもしれませんが。

2020年02月18日

私の体調について

私は体調が狂わないように、他の人たちの何十倍も気をつけているということは、私をよく知っている人でしたらお分かりだと思います。それを医師として実践する中で、いろいろな状況にどう対応すべきかを常に考えて行動しています。もちろん私も何かをしくじって体調が悪くなることがないではありませんが、仕事量の割にかなり良い状態を保っていると自負しています。

一番大切だと思っていることはルーチンを崩さないことでしょうか?例えば、朝に30分のストレッチをしますが、これでさえも同じメニューで行います。そうすることで、体の小さな異常に気づけます。ほかにもたくさんのルーチンがあります。

そして感染症予防には、何といっても人込みを避けることですね。先日、混雑している電車への乗車を見送りました。やはり感染症が騒がれている昨今、長時間の電車への乗車は慎重にしています

私は風邪の専門家と称していますから、風邪をひくわけにはいきません。予防できない者に治療はできないというのが私の考えです。こんなことを書いてしまうとさらに一層、日常生活を気をつけて送らねばなりませんね(苦笑)。

2020年02月14日

めまいの漢方診療

全職員の知識と技能向上のためと、全医師の更なるスキルアップのために、院内の勉強会で漢方診療や、耳鼻咽喉科のトピックスについて資料を作成し、毎月講義をしています。来月は「めまいの漢方診療」の2回目です。

めまいはどこに行けばよいのかわからないという人もたくさんおられると思いますが、耳鼻咽喉科では内耳の病気を取り扱いますので、まず行くべきは耳鼻咽喉科です。めまいの約半数は内耳からくるものです。ある統計によると、頭からくるめまいは何と!3%以下です。病院によってはめまいがするとまずCTだMRIだ、ということになるようですが、異常が見つかることはあまりありません。ただ、こういう画像検査で異常がないと分かっていると、内耳病(末梢性めまい)だろうと確信をもって診察することができるので、画像検査は無意味ではありません。それはさておき、

では残りの半数は何でしょうか?もちろん心理的なものも含まれます。しかし水滞といって、体の水の流れが悪くなって生じるめまいも数多くあるのです。水の流れを正常にしてくれる科は、というと漢方内科です。漢方診療はめまい治療には欠かせないものなのです。第1回目は概論として4ヶ月くらい前に話をしましたが、今回はその続きです。

 当院の全職員、全医師がスキルアップのために頑張っています!

2019年12月15日

感情の老化2

さて、感情が老化して意欲の低下する原因は何でしょうか?
〇男性ホルモン低下
これはストレスや睡眠不足が原因になるとのこと
〇前頭葉の萎縮
確かに前頭葉は感情と深い関係があります。普段から会話をすることが重要だとか。
夫婦の肩もみなども良いようです。
喫煙はマイナスに作用するので注意が必要です。
〇セロトニンの低下
セロトニンは幸福な気分に重要です。太陽の光があるとより作られるとか。

そうすると、よくねて、外カフェとかでおしゃべりするのが良いのかも・・・?と思ってしまいますが、もっと前向きに、前頭葉を刺激するために初めてのことにチャレンジしたり、男性ホルモン分泌を促すために適度に筋トレしたり、セロトニン合成のために肉類を摂取することが重要だと、テレビで紹介されていました。

2019年09月08日

感情の老化1

感情の老化・・・これは盲点でした。あまり考えたことがなかったです。

今朝、仕事に来る前にテレビをみていたら、このことを放送していたのでご紹介します。

まず、チェックリストを見てください。3つ以上で感情の老化疑いだそうです。私は3個かな?

□ 好奇心が減った     ■ 同じ店で買い物しがち

■ 会話は同じ仲間ばかり  □ 新たなことを始めない

■ 異性への興味が減った  □ 肉をあまり食べない

□ 昔より失敗を引きずる  □ 最近イラつくことが多い

□ 最近感動していない   □ アイデアが浮かびにくくなった

皆さんはいかがですか? 私は今日、早速行ったことがない店で昼食を摂りました♪ 老化しないぞ!

2019年08月25日

梅雨時の頭痛、めまい対策

雨が多くなってきました。

昨日も気象ニュースをみていたら、湿度100%だそうで・・・。

こういう季節には体から水分が出ていき難くなり、東洋医学的には水毒と呼ばれる状態になります。体の水余りと考えれば良いですね。水毒のときに出やすい症状はたくさんありますが、代表的なものはめまいと頭痛です。

私も以前はこの季節の頭痛に相当悩まされましたが、今では(結構音がうるさいですが)除湿器を家の中においたり、クリニックでもドライをかけて対応しています。

もうひとつ対策があります。とうもろこしのひげ茶です!

(下記は一例であり、おすすめというわけではありません)

冷やして飲むと香りが少ないので、私は煮だして飲んでいます。

とうもろこしのひげは、玉米鬚と言って生薬として、あるいは薬膳茶として用いられています。下記のYou tubeで55秒くらいから効能を、80秒くらいから副作用のことが挙げられていますが、多様な効能があります(日本語でないのでサイトの正確性は保証しかねますが)。過量摂取はだめなようですが、お茶で飲む程度なら問題ないでしょう。

2019年06月11日

みな意味があるのだと思う

見ていて不思議なことをするなあ、と思うことがある。

例えば相撲で土俵入りの時の作法とか、軍配が返るまで繰り返される仕切りとか。神事にはそういうものがたくさんある。数々の作法、あと特に興味深いが理解できない禹歩(うほ)とか。

みな意味があるのだと思う。私はそれを理解できない自分がまだ未熟なのだろう。なぜこんなことを書くのかというと、私たちの道具である白衣とマスクについて思うところがあるからである。

医学生の頃、白いのは汚れたらすぐにわかるようにと教えられたように思う。それもあるとは思うが、白色には病原菌を寄せにくい効果があるからだと今では思っている。手術室のガウンとかマスクが青だったり緑だったりするのが何故かよくわからない。冷静になるために青とか、緊張感の中でリラックスするために緑なのだろうか?

最近、黒いマスクをする人が増えている。世の中に逆説的なものが流行するのは常であるが、白と逆の効能があると考えられ、健康のためにマスクをするのであるなら黒は止めた方が良い。色にはファッションだけではない意味があるのだと思う。

 

2019年04月28日

風邪の予防

風邪を予防するにはどうしたら良いですか?

ということを聞かれます。まず考えるのは衛気(えき)の充実です。衛気とは、体の表面を巡る防御のことです。防御が強ければ風邪もひきにくい、という当たり前の理論ですが、これを意識していない人が多いです。

通常は風邪を処理するために漢方薬を、副鼻腔炎や気管支炎の合併があるときには抗生物質を処方しますが、最近、衛気を増すための漢方薬である補中益気湯を処方することが増えています。会社が忙しいのか、余暇を欲張りすぎるのか、睡眠時間が足りないのでしょう。

特に東京は夜でも暗くならないと言われています。でも明かりを遮断して早く寝ることは衛気を増すために必要でしょう。大切なのは活動した分だけ寝る、陰陽のバランスをとるということです。

2018年11月28日