風邪・・いつまでに気づけば軽くすむ?
この話は全くのオリジナルなので、不正確だったらごめんなさい。
私は患者さんの診察をするとき、ときにマスクをし、ときにマスクは面倒でしていません。インフルエンザが流行ってくると、一度休診にしたこともあるので少し慎重になりますが、喉の乾燥を防ぐことが最も風邪予防に大切だと思っているわけです。
不覚にも風邪をもらってしまった・・と思うときもあります。
ウイルス感染には、発症までにウイルスが増殖して症状がでるまでの時間がある(潜伏期と呼ばれています)と言われていますが、私は本心ではすぐに症状が出ると思っています。
もらってしまった!と気づくのですから潜伏期はないことになります。正確には数時間でしょうか。その後だるくなり、何かおかしい、ということになります。
私はそこで葛根湯の仲間をお湯で飲んでしまい、そこからはマスクを装着して診察し、診察が終わると一目散に帰宅して寝てしまいます。そうするとまず翌日まで症状を引きずることはありません。
ところが、風邪の治療をしていると、いつまでもずるずる定番の症状が次々とでて、一通りの症状が揃うまで治らないという方が多いのです。
ずっとこの違いが何か考えていました。
東洋医学的にはだるさが一段落する感冒2-3日目に、病魔は体内に侵入してくるわけです。この前に体を暖めて、寝られるだけ寝るということで、この侵入を防ぐことができ、治癒期間を大きく短縮できるのではないか?というのが私の結論です。
このためには、風邪にかかった瞬間を感じ取る感覚が必要ですが、是非どなたか挑戦していただき、ご意見をいただければと思います。
注)胃弱の方は葛根湯類はあまりお勧めしません。漢方薬エキス剤では桂枝湯、または香蘇散が良いと思います。念のため。
メルマガ「実践ロハス生活!これであなたも医者いらず」より
2007年01月27日