風邪初期。ぞくぞく鼻水の対処について
みなさんは風邪でぞくぞくしたことがありますか?
あるに決まっているぞー!と思った方は正常です。でも私自身がそれを明確に感じるようになったのは、実はつい最近のことです。
気合が乗っていると寒気は感じないものなのです。仕事をやりまくっている方、夢中に何かを作っている方、そういう人たちは風邪初期の寒気がなくなってしまうのです。私の場合にはこれに該当するかもしれません。
そういう意味では、ぞくぞくすることに意識が向くようになったから、寒気を感じやすくなったと言えるかもしれません。
病初期の寒気はすぐに収まります。1-2日寝ていると、インフルエンザでない限り、ほとんどの場合になくなってしまいます。病初期のポイントは、喉がまだ痛くない、ということです。喉が痛ければ、病初期でないか、その前にひいた風邪の影響が残っている、ということになります。
この間に出やすい症状は水のような鼻水です。よく花粉症になったと来られる患者さんもいらっしゃいます。この鼻水を止めるために総合感冒薬を使用する場合がよくありますが、これはお勧めできません。
総合感冒薬には大抵、アセトアミノフェンが含まれています。あるいはイブプロフェンでしょうか。いずれも解熱効果を有しています。ぞくぞくしているときにこれらの感冒薬を使うと寒さが増してしまい、風邪が治りにくくなります。
感冒初期にたくさん水のような鼻水が出る時に、最も頼りになるのは小青竜湯です。
ドラッグストアで売ってるよー、とか、花粉症の薬じゃないの?という人もいるかもしれませんね。
しかしこの漢方処方は、麻黄という生薬を含んだ葛根湯の仲間です。風邪の葛根湯に鼻水を止める力を増強したものと考えて下さい。
それと、必ずお湯で飲んで下さいね。ドリンク剤を冷たいまま飲んでもあまり効果はでないと思います。
みなさん、試してみてください!
・・・でも風邪の始まりであることが分かるかどうかが勝負です!
メルマガ「実践ロハス生活!これであなたも医者いらず」より
2007年04月15日