(風邪マニア向け)風邪のときにどう氣が動くか?

 気功と風邪の両方のことを考えていたら、風邪のときに氣がどう動くのかを考えてみようと思ったわけです。こういうことは東洋医学を勉強した人なら考えるかもしれませんね。

 まず外から邪気が入って来ようとします。すると、皮膚面に氣のバリアができます。症状としては寒気とか発汗とかですね。

 どこから来る氣なのか??これはよく分かりませんが、それぞれの場所にある氣が体の表面に移動するのかな?と考えます。風邪の侵入部位だけではなく、全身で起こることのように感じます。でも下半身にはあまり生じないかもしれませんね。よく考えると不思議です。

 そして体表で氣が集まるので熱になります。発熱して寒気がなくなるのですが、この氣はその後、暖かいまま体を昇ってきます。これは頭痛になるのだと私は解釈しています。

 この後が問題なのですが・・・。

 この後、頭まで昇った氣は、副鼻腔炎や咽頭炎を起こしながら体を降りてくるのでしょう。場合によっては気管支炎も起こすでしょう。

 同時期に胸脇苦満という横隔膜の下に氣がたまって少し苦しい感じがでて来ます。一般的には、風邪(ふうじゃ)は肝の経絡を傷めるので、肝の近傍が重くなるのだ、という考えが一般的なようなのですが、理由が明確ではありません。どうして横隔膜のところで氣が溜まるのかもよく分かりません。

 私は病初期に下半身に動員された氣が遅れて昇っていくところなのではないかしら・・?と考えますが、どうでしょう?これは聞いたことのない説だなあ(苦笑)。(続く)

メルマガ「実践ロハス生活!これであなたも医者いらず」より

2007年10月20日