コレステロールを悪玉にしない赤ワインの話

 硬い話になりますが、動脈硬化に関する講演を聴いて参りました。赤ワインが動脈硬化に有効であるという「赤ワイン健康法」(ごま書房1995年)をお書きになっている近藤和雄教授のお話でした。

 まさに私が学んだ内容がズバリこのサイトに出ておりましたのでご参考まで。

 コレステロールの値はどのくらいが適正なのかということは、私は大きな問題と以前から注目しています。コレステロールが下がると血管が詰まり難くなるけれど、癌の発症率が上がるというデータもあるということをご紹介したことがあります。

 しかし、逆に癌がカロリーを消費してコレステロールが下がっているだけではないか?と説明を受けたときに、真実が何かがさっぱり分からなくなりました。これについてはまだいろいろな角度から検証する必要がありそうです。

 近藤先生によると、極端でなければコレステロール値がかなり下がっても、余ったコレステロールは血管外に染み出して行くとの事ですので、少々値が下がっても問題ないはず、とのことです。ナルホド。

 血管外に出たコレステロールは酸化されて所謂「悪玉」コレステロールになるとのことですので、通常のコレステロール値の私の血管の外では、すでに悪玉コレステロールが作られているということですね。・・ん?まてよ?

 血管外コレステロールを酸化させない抗酸化力、つまり悪玉にしないという体質を作ることで何とかなるかもしれません。抗酸化力はアンチエイジングにご興味のある方は聞いたことのある言葉かもしれませんが、もっと重要なものかもしれません。このひとつの方法として赤ワインのポリフェノールがあるわけですが、お茶のカテキンなども同様の効果があるとされています。

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2008年07月20日