新健康管理法~あなたは虚?それとも実?
今日も東洋医学の内容ですが、今まであまり重要視してこなかった内容について書いてみます。その内容とは「虚」と「実」です。
私のイメージでは「虚」はしわしわの空気の抜けた風船、「実」はパンパンに膨らんだ風船です。体内にモノを取り込む必要がある人は「虚」、体内のモノを捨てる必要がある人は「実」、とも教えられてきました。
「虚」の人には体に栄養が溜まるように、「実」の人には体から何かが排泄されるように薬を使うのが理想です。漢方薬ではそのあたりを細かく考えて処方します。
こんなに重要な、しかも正反対の「虚」と「実」ですが、なかなか見分けるのが難しいのです。強そうに見えて弱い、弱そうに見えて強いということはよくあることなのです。
私がとある講座を受講したときに、これはよい!と思った見分け方があります。それは以下の2点です。
・ごはんを抜いても大丈夫か?
・早食いか、食べるのが遅いか?
ごはんを抜いても大丈夫なのが「実」、抜けないのは「虚」。そして、早食いは「実」、食べるのが遅いのが「虚」ということです。
身の回りで考えてみてください。私は大きく納得しました。
逆に考えて見ますと、「虚」と「実」とは、消化吸収能力と、気の充実度、そして排泄能力の総合力のようなものだと考えるようになりました。
そして普段からこういう自分の体質は気にかけるべきだと思います。半分は「虚」、半分は「実」の人ですから、全員の体のために良いサプリメントがあるとは思えないと私は考えるのです。
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2008年08月03日