治療に利用できるかな?~冷たい牛乳

 忘年会シーズンですね。私もあと3つの忘年会を残しています。

 私の場合、忘年会で困るのは、お酒を飲んだ後の頭痛です。飲まなきゃ良いのですが、盛り上がっている席で、自分だけ蚊帳の外になるのは嫌ですからつい、飲めないのに飲んでしまうわけです。

 先日、たかが日本酒1合で結構な頭痛がしてしまい、その時にさっさと頭痛薬を飲めば良いのですが、何故かいろいろ工夫をしてしまうわけです(笑)。

 「飲酒後の頭痛は、酒のエネルギーが頭に集まりすぎて、いわゆる『気滞』の状態で痛くなるのだよな。」

 な~んて。頭痛が激しくしている割に冷静にいろいろ考えます。

 「この頭にたまったエネルギーを散らすには、気を下げるモノ・・・。ならば、『冷たい牛乳』だ!」

 ご存知の通り、冷たい牛乳を飲むとお腹が緩くなります。冷たくて、しかも乳糖で下痢しやすいものなので、お腹が緩くなるというのが一般的解釈です。

 しかし東洋医学だと、気の流れが下向きに強く働くからお腹が緩くなると考えられます。

 実際に私は冷たい牛乳を飲んで寝たところ、翌日、とてもすっきりと頭痛もなく目覚めました。良かったーっと思い、翌日診察を始めましたが、実は気が下がってしまっていたので、午前中は力が入らず困りました(苦笑)。

 でも、めまいとか、耳の湿疹とか、のぼせなど。気詰まりで生じていると思われる症状を一時的に冷たい牛乳で取ることが可能かもしれないな、と思いました。急な時には薬が手元にありませんものね。

 もちろん冷たい牛乳は胃腸に良くないと思いますので、たくさん飲み過ぎないようにしましょう。

 お気づきのことがありましたら、ご遠慮なくlohas@jjclinic.jpまで!

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2008年12月14日