【栄養療法】みなさんも私と共に勉強しましょう!~抗酸化作用2

 228号では、活性酸素が強い毒性を持っているということをお話しました。

 体に強い傷害を与える活性酸素に、ヒドロキシラジカルというものがあります。ヒドロキシラジカルを消去することで防ぐことができる病気も多いと思います。

 じゃあ、何も考えずにビタミンCを補給することで何とかできるでしょうか?

 例えば、ビタミンCを含んだ清涼飲料水を飲んだとしましょう。しかしそれだけでは十分な働きは「期待できません。自然の状態ではビタミンCはすぐに酸化型ビタミンCになってしまいます。

 では何を考えながらビタミンCを摂取したら良いのでしょう?

 酸化型のビタミンCを元のビタミンCに戻す働きは細胞の中にあります。この力が弱いとビタミンCが働けなくなってしまうのです。

 細胞の中では、二つの酵素が酸化される前のビタミンCに戻しています。

 一つの酵素はビタミンB群(ビタミンB2とナイアシン)から成ります。ビタミンCが十分に働くためにはビタミンB群がたくさんあることが必要であるといえます

 もうひとつの酵素の反応では、グルタチオンが必要になります。グルタチオンは、3つのアミノ酸(グルタミン酸、システイン、グリシン)からなる、トリペプチドで、多くの食品に含まれ、日常摂取されているものです。大量の薬を飲んでいる時や、酒の常飲、癌のときにはグルタチオンの需要が亢進します。食品添加物の処理もグルタチオンの仕事です。

 ビタミンB群とグルタチオン、これだけ揃えばもう抗酸化対策はOKと思った方もいらっしゃると思います。しかしまだまだ複合的に考える必要がありそうです。

 抗酸化作用について、来週以後もしばらく続きそうです。

 頑張ってついてきて下さい!では!

メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より

お好みのタイプのメールマガジンを是非ご登録下さい!最新号のサンプルも見られます。

2009年12月20日