【アーユルヴェーダ】 第15回 ~ 肌の若返りについて6
ドクターディネーシュのアーユルヴェーダ解説、15回目です。
肌の若返りについて、6回目です。肌のしわに使われるハーブを挙げます。
1)Santalum album (Sandal tree, Chandana)サンダルウッド
2)Rubia cordifolia (Indian Madder, Manjishtha)マンジュスタ
3)Hemidesmus indicus (Indian Sarsaparilla, Anantamul)
4)Vetiveria sezanoidsなど
先週はマンジュスタをご紹介しました。早速、マンジュスタを購入したという読者さんからのメールをご紹介します。
> マンジュスタのパウダーを注文しました。
> 3袋買ったので、手作り石鹸と薬酒を作ろうと思います。
早速、ハーブを試しているのですね。そう、何でも体験してみることです。私も相当いろんなことをしていますが、やるほどにやりたいことが出てきてしまいます。まあそれはさておき、今日の本題に行きます。
3)Hemidesmus indicus (Indian Sarsaparilla, Anantamul)
先週も触れたとおり、インディアン・サルサパリラに関しては、手元資料がなく、日本語のサイトも良いものがないため、英語サイトを参照しました。英語サイトは説明それぞれがコピーではないため、日本のサイトよりも面白いかもしれません(読むのが大変ですが(汗))。
参考サイト1 参考サイト2
このハーブはインドで長年、梅毒への効能が用いられてきました。イギリスに紹介されたのは19世紀のことだそうです。
現在言われている効能としては、栄養状態の改善、血液の浄化、発汗促進、泌尿器系の改善(尿量増加を通じて)、エネルギー増進が挙げられています。
皮膚に関しては、慢性皮膚疾患と慢性潰瘍への効能が書かれています。私は血液、汗、泌尿器と水に関連する部分が綺麗になるという印象を持ちました。皮膚の浮腫みなどにも効果があるのではないでしょうか。
販売サイトを見ると、このハーブは泌尿器系をサポートしながら、皮膚を健全に保つと書かれています。すべての体質に効果がありますが、特にピッタの異常に対し有効で、消化管、関節、神経、再生系のピッタの過剰を冷まして除く冷性のハーブのようです(ピッタ:規律的感情的性質)。したがって、イライラや怒りのようなマイナス感情をなくしていくのに使われてきた伝統もあるようです。ちなみにこのサイトでは230g1300円程度です。
私もピッタ優位な体質なので、Hemidesmus indicusは合うと思っています。
そういえば、いままで紹介した3つのハーブはみな冷性ですね。
来週もお楽しみに!
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2010年01月23日