【傷寒論】風邪のときの汗の出方に注目

 以前に傷寒論(しょうかんろん)を読むと言っていましたが、かなり読み進めてきました。これは中国の古典で風邪の治療の詳細を記してあるものです。その中から気になる部分だけをピックアップしてご紹介しようと思います。(注;原文でなく、解説書を読んでいます。)

 麻黄湯(まおうとう)と桂枝湯(けいしとう)は風邪の初期に用いる代表的な漢方薬です。麻黄湯は葛根湯の仲間で、インフルエンザで使われる機会が増えた漢方薬ですね。

 私は今まで胃腸の強い人は麻黄湯、弱い人は桂枝湯と思っていましたが、これでは不十分であることが分かりました。汗が出ない人は麻黄湯で、汗をかいている人が桂枝湯である必要があるとのことです。

 風邪のときに汗の出方に注目する必要があるようですね。

2010年04月17日