【栄養療法】(拡大番外編)サプリメント外来の行きつくところ

 今日はちょっと脱線してサプリメントの総論をお話しようと思います。

 先日、ナチュラルハーモニックスクールに行ってきました。

 河名さんという代表の方は、自然栽培の作物を店頭に揃えるために大変なご努力をされた方なのです。自分の目でひとつずつ確かめてきたので、ホンモノに対するこだわりが半端ではありません。

 まず話されたことは、経済第一主義ですべてのものが提供されているが、これを命第一主義に変えなくてはならない、ということでした。

 私もこれは本当に納得しました。真に体に良いものを全ての生産者と流通業者が努力して提供するということが、これからは必要になってくるでしょう。このためには消費者が命第一主義で作られた作物を積極的に購入して良いものを作る生産者を支えていくことが必要です。我が家もハーモニックトラスト会員になることにしました。

 このサイトにはいろんな食材の安全を見分ける方法が書かれていました。
 
 こういう自然栽培で作られた強い食材を使っていると、サプリメントなど不要である、と河名さんは話しておられました。果たしてサプリメントは必要ないのでしょうか?

 現状では私は必要だと思います。

 自然栽培の野菜に目が向いている人たちはかなり健康に関心のある人たちであると言えます。そういう人たちの場合、日頃から体のケアが成されていて、河名さんのスクールにもいらっしゃる人たちなのでしょう。

 しかし健康に関心のない人たちも少なからず存在します。そういう方たちは健康に関する情報を集めることはしないので、体調が悪くなると良い野菜には目が向かず、病院に来ることになるわけです。もちろん、病院にいらっしゃる方が全て健康に関心がないとは思いませんけれど。

 そういう人たちには、まず健康の立て直しが必要であると考えます。サプリメントはそういう面では大変有用なツールであると思います。健康に関心が薄いのですから結果を早く出す必要もあると私は考えています。

 ある程度、栄養状態が良くなってから、次の段階に進むわけですが、さらに品質の良いサプリメントを飲んでいくというのもひとつの手段と考えます。

 しかし私はもうひとつの道として、自然栽培で作られた作物を勧めていく、ということも面白いのではないかな、と考えています。

 現在の農業の問題点は、作物の品質にあると考えます。ですので、その点がクリアされるのであれば、農業から状況を改善していくというのは、考え方としてとても良いのではないかと思うのです。

 みなさん、如何思われますでしょうか?

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2010年08月22日