【栄養療法】コンドロイチン硫酸とグルコサミンについて3

 コンドロイチン硫酸とグルコサミンについて、3回目です。

 先週は老人の膝痛や白内障、飛蚊症の予防、肌の保湿にコンドロイチン硫酸とグルコサミンが役立つ可能性があるので、総合的に老化を予防する可能性があるというお話をしました。

 さらに、手術や外傷の組織修復時、ネフローゼなどいろんな疾患にも対応できる可能性があるというところまでお話しました。

 他にも対応できる疾患を具体的に挙げてみましょう。手元の資料によりますと、肝硬変、動脈硬化、偏頭痛、肩こりなどにも有効なのだそうです。いろんな部分のスムーズな動きを助ける物質であることを考えると、肩こりは少し分かるような気がしますね。

 あと最近多い病気で、顎関節症が挙げられます。現状では安静以外にはあまり決定的な治療方法がない病気です。関節のスムーズな動きという意味では期待できるかもしれません。

 リウマチでもコンドロイチン硫酸とグルコサミンが使われるとのことですが、炎症が強いときには西洋医学的な対応も必要とのことです。

 その炎症の強さを何で判断していくのか?ということですが、血液検査項目の中に、マトリックスメタロプロテアーゼー3(MMP-3)というものがあります。この値はリウマチだと高値になりますが、変形性膝関節症ではあまり上がらないのだそうです。
 
 具体的には200ng/mLを超えるリウマチの場合にはステロイドホルモンをまず投与して炎症が収まってからコンドロイチン硫酸やグルコサミンを使っていくとのことでした。

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メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より

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2010年08月29日