震災復興支援活動について

 石巻市で震災復興支援活動をしたというお話を冒頭に書きました。

 「おまえは何をしてきたの?」

 という疑問が当然湧いてくることでしょう。

 実際に耳鼻科の診察道具を持って行きましたが、全く手をつけませんでした。処置はできませんし、そもそもそんなニーズは現地にはありません。耳鼻は二の次、三の次といったところでしょう。これは予想通りでした。

 60歳以上の方が殆どと聞いていたので、肩こりや腰痛の問題があるだろうと予想していましたので、気功で十分に役立つだろうと予想していました。

 それと、震災でメンタルな問題が出てしまっているのではないか?と考えて阪神淡路大震災で役に立ったと言われているEMDRという方法について勉強して、必要があれば使ってみようと思っていました。
 
 あと、メンタルな問題にはフラワーエッセンスが良いかな?と考え、準備をしておりました。
 
 しかしEMDRを行う機会もなく、フラワーエッセンスも使っている時間がありませんでした。

 避難所は途中、道路もまだ十分に直っていない海岸沿いの高台で、一泊で行きましたが実働時間は5時間程度なのです。複雑なことをする時間はなく、しかも次回いつ来られるか分からない一発勝負の支援活動です。

 もっとも役に立ったのは、最後にポイッとカバンに入れた鍼でした。

 気功は効果が出るのですが、ヒーリングの時間をできるだけ短くしなくてはなりません。そこで、邪気を抜くのに効果的と思われるツボに鍼を刺して、気功を組み合わせて邪気をどんどん抜くということだけに集中しました。

 それなりに効果が出たと思います。15人位と思いますが、4時間半ずっと施術を続けました。

 「膝を動かしてみて下さい」

 「あら?痛くない!」

 みんなそう上手くいった訳でもありませんが、それなりに満足な結果でした。

 あとは、これが長続きするように、漢方薬を組み合わせて身体のエネルギーが調整されるようにして、それぞれの方に2週間持っておくように指導しました。漢方薬のもつエネルギーが身体に作用し続けて、ある程度楽に過ごせることでしょう。

 また持っていった鍼が留置型の円皮針という鍼でしたので、これを1週間程度つけたままにしておいて下さいと話しました。
 
 また機会があれば支援活動をしてみたいと思いました。

メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より

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2011年06月12日