糖尿病の人たちの血糖管理について(門外漢ですが)
本日は門外漢ではありますが、重要なことだと思いますので、糖尿病のことについて書いてみたいと思います。
何故糖尿病なのかというと、数値を厳格にコントロールする医療があたり前のように行われていますが、どうなのかな?という疑問があるからです。
糖尿病の患者さんはHbA1cという値を5%台にすることを求められることが多いようですね。2009年の日本糖尿病学会ガイドラインによれば、6.5%以下を良、5.8%以下を優(何だか成績みたいですね)と定められています。
しかし、アメリカとカナダの共同研究には5%台の人たちと、7%台の人たちの間には統計学的に死亡率の差はなく、低血糖症になる人の割合が5%台の人たちの方にかなり多い(当たり前ですが)という結果になっています。
低血糖症もときに命の危険のある病状ですし、死亡率に差がないのであれば、低血糖が少なく、快適に生活できることも大切だろうと思います。
「でも、血糖が高いと糖尿病合併症が起こるのでは?」ということもご心配でしょう。
しかしイギリスの糖尿病合併症予防研究(1998)によれば、合併症リスクはHbA1c値7%前後が最も少なかったというデータもあるのです。
全てを日本人に当てはめてよいことにはなりませんが、同じ血糖値であっても、ことさらに高い血糖値でなければ数値で縛るのではなく、個々の臨床症状を見ながら管理を考えていくということも必要なのかもしれません。
分子整合栄養医学講座で習ったことの受け売りになってしまいました。
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2011年06月05日