この新薬は果たしてどうなのか・・?
新薬に関して感じたことがあるので、書いてみます。
この新薬はどうなのかな?と思ったのは、乾癬治療薬のことです。
乾癬は皮膚がどんどんはがれ落ちて赤くなり、痒みも強く治りにくい病気のひとつです。日本では増加傾向にあるとのことです。この乾癬に新薬が出たことで選択肢の幅は確かに広がりました。
今回の新薬はインターロイキン12と23を抑えるのが薬の主作用とのことです。乾癬は免疫が過剰になっている病気だから、その免役に関わる物質を抑えましょう、というのが新薬の作用なのですが・・・。
新聞記事にも大学教授が、免疫を抑える作用があるので、感染症などの副作用に注意し、安全な治療を目指すべき」とコメントしています。しかしこの薬を使いながら安全をどう確保するのでしょうか?
インターロイキン23のことはよく分かりませんが、12は腫瘍免役でもかなり中核をなす物質のはずです。それを抑えて病気が治ったと喜んでいて良いのでしょうか?本当に副作用が生じないと言えるのでしょうか?
確かに過剰になった免疫を抑えるのは易しいことではありません。医療現場では、根本治癒よりも明日の結果を求められることも少なくありませんので、こういう薬が全く役に立たないということではありません。
しかし、もっと根本にある「どうして免疫が過剰に活性化されているのか」という問題がなおざりにされているように思えて仕方がありません。しかもこういう薬に公費が投入されるのは如何なものかと考えてしまいます。
ステロイドホルモン剤で病気を抑えていると、それに伴う副作用がでてしまうので、このような新薬が開発されているのだと思います。しかし基本的な考え方が変わらないので、完全な治癒に向けた取り組みがかえって進まないのではないかと考えてしまいます。
まずはデトックスと歯科金属除去が大切なように感じられます。
メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より
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2011年08月19日