余計な処方はしない方が良い?

 もう20年近く前のことになりますが、私が研修医のときに、ある先輩医師が言いました。

 何を処方したら良いのか、どうしてもよく分からない場合には、その病気の治療の邪魔にならないように、しかも副作用のないものを処方しておいて、経過をみるように、と教えられました。

 炎症があるときには去痰剤などを、耳鳴りやめまいが残っているときには、ビタミン剤を、といった具合です。

 どこでもそういう医学(医学ではありませんね、医療というべきか)教育が行われているのかどうかは分かりませんので、念のため。

 一見良い感じではあるのですが、最近、化学物質汚染による症状を多数見ていると、薬にも添加物が入っていることは意識しなければならないと思うのです。

 薬能はマイルドな薬で副作用がなさそうでも、添加物の害まで考えると、余計に処方するのはどんなものかと考えてしまうわけです。

 「氣」を使って、そういう一見害のなさそうな薬が体になじむかを確認すると、やはり添加物を多数使っている薬は、必要な時以外には避けた方が良さそうです。

2012年02月26日