漢方薬の少量投与に関する考え方について2

 最近、漢方薬を少量で投与しているというお話をしています。方向性さえ合っていれば、あとは人間の自然治癒力で治っていくだろうと考えて実践しています。つまり漢方薬は方向性を与えるだけで、治すのは自分という考え方です。

 これはなかなか面白いです。

 身体の感じをいつも感じていただきながらの内服になるためか、みなさんとても敏感で、数日で「全く効かなくなった」とおっしゃいます。概ね5日くらいでしょうか。

 今までの投与方法ですと、最後まで飲むことも少なくなかったのかもしれませんが、方向性に関することをこちらで説明してから内服していただいているので、ご自分で薬を中断してまた相談にいらっしゃることになります。

 身体が薬にどう反応しているのかを体感していただくというのもとても大きなメリットと思いますが、もうひとつ見逃せない重要なメリットがあります。それは生薬の節約です。

 最近、生薬がなかなか取れなくなっていて、取れても中国など新興国でも消費が高まっているためか、値段も上がってきています。

 生薬の効能はいただき、節約していくという意味ではこの方法はなかなか優れていると思います。

 ただ、なかなか広まらない方法かもしれませんね。

メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より

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2012年08月12日