新型栄養失調について

 栄養療法の勉強をしていると、一般の病院の解釈とは少し異なる部分があります。新型栄養失調もそのひとつです。

 新型栄養失調について
 
 新型栄養失調という言葉を実は初めて知りましたが、タンパク不足で生じるさまざまな症状が見逃されている、ということは知っておきましょう。このサイトでは貧血、脳出血、肺炎、骨折、全てが新型栄養不足で起こりやすくなることを紹介しています。

 体のパーツは全てたんぱく質でできていると言っても過言ではありません。赤血球も主には膜成分の脂質と構造たんぱく質と鉄でできています。たんぱく質が少ないと赤血球が作られにくくなり、貧血になるというわけです。

 私たち耳鼻科の診療では、たんぱく質と免疫の状態が関わってきます。

 粘膜で免疫力を発揮する抗体や、免疫を担当する細胞もたんぱく質から構成されています。従ってたんぱく質が不足すると、免疫力が落ちて風邪をひきやすくなります。

 自分はきちんと食べているから栄養には問題ないという人がいるかもしれません。

 しかし例えば、朝はパンとコーヒー、昼は近所のうどん屋のかきあげうどん、夜はご飯とホウレンソウのあえものに野菜スープと果物なんていうと、ありそうなメニューですけれど、たんぱく質がまったく抜け落ちています。

 これではたんぱく質があまりに少なく、いろんな症状の原因になるでしょう。あっさり済ませようとすると陥るパターンですので、意識して肉や魚を食べるようにしたいものです。

メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より

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2012年10月28日