日本における抗がん剤の認可基準

先日、バイオレゾナンス医学会に出席しました。

 波動医学とは関係のないところですが、ナルホドと思ったところがありましたのでご紹介します。抗がん剤のことです。

 抗がん剤は奏効率2割を達成されると厚生労働省の認可が下りるとのことです。奏効率2割とはどういうことでしょうか?

 日本における抗がん剤の認可基準は、部分寛解(腫瘍の縮小率が50%以上で、新しい病変の出現が4週間以上ない状態)が、20%の患者さんで認められることとされています

 みなさんどう思われますか?

 奏功するということが、腫瘍の縮小だけでよく、しかも4週間の縮小があればよいのです。さらにその縮小が20%の患者さんで認められれば良いのです。

 あれ?治らない薬でも認可されるの?という印象を私は持ちました。

 学会発表の中で問題点が指摘されていましたが、延命効果は考慮されていないこと、そして副作用の程度も考慮されていないのだそうです。

 患者さんや家族の方たちは、治る、あるいは延命するということを期待されて抗がん剤治療に踏み切るのでしょうけれど、医師は縮小または一時的効果があり、時には治るという認識なのかもしれません。

 諸外国で認可されている抗がん剤を日本でどうして使えないのだ、と様々な意見をサイトで拝見します。諸外国の認可制度のことは分かりませんし、何が正しいのかも分かりませんが、どのような経緯で日本で、あるいは海外で認可された抗がん剤なのかをきちんと調べて使用する必要がありそうです。

メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より

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2012年07月22日