月経と季節の関係について
生理と体調の関係については以前から興味がありましたが、このたび中医学の講義を聴く機会があったので、少し考えてみました。
生理前には卵胞が成熟して成熟卵胞になるが、元になる卵子は腎の力が反映し、その成長には脾が関係します。そして成熟卵胞が卵巣から出るにあたり、肝と腎のエネルギーが関わります。
そして子宮の側ですが、内膜が厚くなる過程が十分に行われるために腎の固摂作用、脾の統血作用が必要になります。
つまり肝、腎、脾のエネルギーの問題があると、月経まで上手く持って行かれない状態になってしまうのです。
卵子の成長に問題があって不妊の場合には腎と脾の働きに注目すべきですし、過少月経の場合には、子宮の十分な内膜肥厚が生じないのですから、やはり腎と脾の働きに問題があると言えるでしょう。
つまり慢性疲労とか過食の人などは妊娠しにくい状態ができてしまうので、注意が必要です。
また肝の働きに問題があると、卵胞が卵巣から出られない状況になってしまうので、ストレスなどの問題はこれまた不妊の原因になってしまいます。
月経前に痛みなどのトラブルがある場合にも、肝、腎、脾の働きについて、注目していく必要がありそうです。
次回に続く
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2012年11月04日