腎の障害により続く咳(中医学)

 二人目のお子さんが生まれると、お母さんもお世話で大変ですが、第一子のお子さんも不眠ぎみになって大変という面があるようです。

 あるお子さんは、不眠が続いて、腎(生命力)の力が落ちてしまい、咳が出るようになってしまいました。

 なぜ腎の力がおちると咳がでてしまうのでしょうか?

 中医学では、咳は気が上にあがってしまうので出るという解釈をします。普段は体の水を循環させて上がった気のエネルギーが残らないようにしています。これは腎の働きです。

 それと、腎には上がった気を回収する役割があるので、これも普段咳がでないように作用していると考えられます。

 腎が慢性疲労などにより失調してしまうと、水をくみ上げたり、気を回収したりする作用が弱まってしまいますので、気が体の中で上へ上へと昇るようになってしまいます。

 大人ではよくあるのはストレスによる咳ですが、子供では睡眠不足による咳が常態化しているのではないかと思われる人が増えているように感じます。わかりにくいので注意が必要と思います。

メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より

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2012年12月02日