コロナ後遺症 2020年の総括

年末になりました。

コロナ後遺症が完治した方、まだ今一つの方、いろいろおられることと思いますが、来年も引き続き頑張っていきましょう。

治療の道筋が概ねできてきたので、一応開示しておきます。

コロナ後遺症は、PCR陽性でないにも関わらず症状が出ている方は特にですけれども、この病態の本質は過敏症だと感じます(陽性者には組織障害が残る人もいらっしゃいますが、治療方法はおおむね同じです。補陰(下記)の期間が少し長くなるかもしれません)。

受診された方たちは、食事内容の変更を私から言い渡されたことと思います。そして食事が良くなっても、日用品とか化粧品とか、電気とかwifiとか・・・改善点はたくさんあるものです(私の指導は、私が従来そういうことをしてきた経験に基づいています)。今まで大丈夫だったものに対しても過敏性が増してしまい、炎症が生じていることを認識する必要があります。

あとは漢方薬で炎症を除き、必要があれば解毒、その後に体液を満たして(これが補陰です)、さらに局所の炎症の処理をします。炎症はCRP値で判断されることが多いですが、フェリチン値で見るほうが分かりやすい印象です(ただしフェリチン値は様々な要因に左右されます)。また炎症の処理は通常の消炎鎮痛剤でだと効果が甘い印象があります(効くことはききますが)。

大体この時点で80%程度の症状がとれる方が多いです。

問題はあとの20%

この20%残っている方たちは、何かに反応するたびに症状がでてしまう方たちです。ここからは症状が出てしまった時に自分で対処できるようにしていく訓練の段階です。皆さん時々症状が戻ってしまい、私も指導に力が入ります。スパイスの有用性をこの段階では実感していただけると思います。スパイスを使用する理由は、薬で対応を続けると過敏になりすぎる懸念があること、スーパーで容易に入手できることです。症状がコントロールできるようになると、ずいぶん皆さん朗らかになってきます。

当然治ってくると、元の生活よりも内容がよくなる(良くないと治らないです)ので、健康度が増して終了となります。

来年はもっと高い健康を目指しましょう。

2020年12月28日