診察方法の常識非常識
以前に診察方法について感じたことがある。
「子どもの診察は口のなかを最後にするべき。そうでない医師は素人だ!」ということを言っている先生がいた。これは口の中をみられるのを子どもが嫌がるので最後にするという小児科では常識となっていること。
しかし本当にこれは正しいのか?
私は子どもの口の中から得られる情報量も結構多いので、口の中から診察を始めることも時には必要であると思う。みんな口を最後に診察すると決めるのはおかしいだろう。
大人と子どもはどちらを先に診察すべきだろう?
親は子供を先にして自分はあとからゆっくり、というのが一般的か?
しかし今日感じたのは、風邪に関しては親子で同じ風邪を引いている可能性が高いため、診察が容易な大人から診察した方が所見も取りやすく、子どもを診察する時に参考になる事象が多いのではないだろうか?ということである。
まだはっきりしないけれど、大人からの方が風邪に関しては良さそうである。
2005年04月09日