風邪薬の使い方
風邪の治療に抗ヒスタミン剤や市販の風邪薬(以下、市販薬とする)を使用するのは一般的なことのようである。しかし、私はほとんど使用しない。何故か?
病初期には水様性鼻汁であるため、もしも市販薬を使うならこの時である。でもただでさえだるいこの時期に、もしも眠気が出たらさらに具合が悪くなりそうなのでやはり漢方薬で風邪を処理したいと私なら思う。
中期の鼻水は粘性が高くなる。この時には鼻汁の粘度が増すのは避けたいため、あまり市販薬は使用したくない時期である。粘膿性なら抗生物質が必要である。さらに後期になると口渇も現れるので、市販薬はさらに使用しにくくなる。この口渇の症状は結構見落とされている点であり、注意が必要だ。
もしも粘膿性の鼻汁が出ている中後期であるにも関わらず市販薬を使用すると、悪くすると、だるさが増し、鼻汁の粘度が増し、口渇が増すことになるのである。でも「喉が痛い」と明らかに風邪を意識できるのは残念ながら風邪の中後期なのである。病初期に使用すべきものであるということをメーカーはもっと周知すべきではないだろうか。
2005年04月09日