水泳ブームも考えもの

子どもにプールを習わせるのが流行のようだ(何て言いつつ自分の子ども達も習っている)。

プールの後に体が冷たくなったままということがあり、これで鼻水が止まらないことも少なくないようなので注意が必要だ。風邪の後に鼻水だけが止まらないという時には、プールについても一応チェックしておきたい。診察中には「すぐに温かい風呂に浸かるように」と指導している。

プールには塩素濃度の問題もある。アトピー性皮膚炎が塩素で悪くなることがあるのか、皮膚が赤くなってしまうお子さんもいらっしゃる。一部には塩素濃度がとても高いプールもあるそうなので注意が必要だと思う。

最近、アデノウイルス感染症が流行している。高熱が数日続くので結構辛い。いわゆるプール熱のように結膜炎がある典型的なお子さんは少ないのだが、やはりプールで感染を起こす子もいるのだろうな、と思う。プールに通っているかどうか聞けば良かったなー(反省)。

子どもをプールに通わせるだけでも結構いろいろ考えさせられる。

2005年06月07日