めまいと気管支炎の予防について
今週、めまいの患者さんは減りましたが、気管支炎の人は相変わらず多いです。
めまいは気候の影響もあると思いますが、たいていは三大原因であるストレス、睡眠不足、疲れがあります。ですので、かなり予防できるのではないかと思います。
問題は気管支炎です。どう予防するか、作戦が必要です。
風邪をひいて5日目に喉が渇かないようにすればいいのです。まずは風邪の5日目を認識するところから始めましょう。まず、鼻水、熱発から頭痛、喉の痛みが昨日から始まって、今日増してきた、というところがだいたい5日目です。
幼児は半分くらい、老人では1.2倍くらいをいつも想定しています。したがって、幼児は3日目、老人では6日目と考えます。もちろん個人差も多少はあります。
そこでしてはいけないことなどを書いてみます。
1)ストレス、睡眠不足、疲れ
めまいと同じですが、これらも喉の潤いのために大切なのです。
2)部屋の乾燥
加湿器などで調整しておきましょう。
3)飲酒
これは意外に多いのではないかと思います。喉が脱水状態になりますから、
気管支炎が生じやすくなります。
4)タバコ
気管の潤いが慢性的に乏しくなります。タバコをやめてもすぐに潤いは改
善しませんが、吸い続けると気管支炎がいつも生じやすくなるでしょう。
上記3つは即効性があると思います。いつも診察のときには原因をほじくり出して(笑)指導するように心がけています。
禁煙は即効性がないですが、長期的には価値のあることだと思っています。
昨今、気管支炎の方が増えているのは、私はストレス、睡眠不足、疲れのためではないかと考えています。
メルマガ「実践ロハス生活!これであなたも医者いらず」より
2006年11月18日