風邪を治したいか、症状を緩和したいか
また風邪ネタです。
私の得意ネタなのですが、割とこのネ話題には良い反応が返ってくるので、頑張って書いてしまいます。さて・・・
今日は私のちょっとした気づきについてです。
みなさんご存知かもしれませんが、私は総合感冒薬が嫌いです。病院にもそういう処方を好んで出す先生が少なくないですし、よりによって私に「下さい」と言う罪な患者さんもいらっしゃいます(涙)。
総合感冒薬は必ずと言って良いほど抗ヒスタミン作用と解熱鎮痛作用を持っています。みなさんは感冒にかかられたとき、いつお使いになるのでしょうか?
<感冒の初期>
やたら鼻水が出るので薬を飲みたくなります。しかし、もともと鼻水は2日くらいで収まるものです。薬を探しているうちに自然に収まってしまうことでしょう。この時期に熱がでることがありますが、総合感冒薬で安易に熱を下げにいくと、あとで風邪の治りにくくなることがあります。
<感冒の中~後期>
喉の痛い時期ですが、ここでも鎮痛目的で総合感冒薬を用いて、疲れなどが重なると、やはり風邪の治りが悪くなることがあります。また、後になればなるほど喉が渇いてきます。これも総合感冒薬の抗ヒスタミン作用が症状を悪化させる可能性があります。
こう考えるとなかなか総合感冒薬の使い方は難しく感じられます。だから嫌いなのです。
某社の「あなたの風邪は喉から」などというCMを聞くたびに風邪が喉からくることはないのだが、といつも感じてしまいます。
しかしそのCMでは風邪を治すとは言わないのですね。じゃあ何て言っているのかというと、「風邪の諸症状の緩和に」ですって。治さないのね・・。
メルマガ「実践ロハス生活!これであなたも医者いらず」より
2007年02月25日