注意!高熱後の体調のチェックは怠らずに!

 2週間前、我が家にインフルエンザが吹き荒れ、私以外はみなインフルエンザにかかってしまいました。私は「冷たい!」と非難を浴びながらも、夕食を済ませて帰宅し、みんながいるリビングには3分くらい居て、みんなに必要な注意だけをして「おやすみ!」と自分の書斎にこもっていました。

 それはともかく・・・。

 高熱がなかなか下がらなかった娘ですが、解熱したあとも何か様子がおかしいのです。以前にも増して怒りっぽい、冷え症がひどくなった、すぐに寝込んでしまう、しょっちゅうトイレに行く、というような症状です。

 何かおかしいなあ?と思い、脈を診ると「腎虚」になっていました!

 「腎虚」とは、生命力が減退した状態です。簡単に言うと、怒りっぽい老人の状態です。冷えがあり、トイレも近く、体力がないですよね?そういう状態です。老人と病弱な人以外にはあまり見たことはありませんでした。

 わが子をまじまじと見て「おい、ホントかよ~?」と思いながら、腎虚のときに使う漢方薬を使ってみると、2日くらいで症状がとれ、脈証も回復しました。さすがに子どもは回復力が強いですね。すぐに薬は止めました。

 腎虚が老人でなくても、1週間熱に侵されると生じることがあるのだな、とあらためて考えさせられました。こういう状態は相当見落とされていることがあるのではないでしょうかね?

 「いつまでもだらだらしているんじゃないよ!」なんて言っていませんか?

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2008年02月16日