(再掲)風邪と花粉症の区別について

 2月までは「花粉症になりました」という患者さんの半分以上が風邪、という状況が続きましたが、3月に入り花粉が本格的に飛散し始めて、花粉症の患者さんが多くなってきました。

 こうなるとかえって風邪の患者さんを見分けるのが難しくなります。花粉の攻撃を受けるだけで脈は浮いてしまうので、風邪があっても花粉症の人では頼りの脈の診察が役に立ちません(涙)。

 あと頼りにするのは、気候と症状の移り変わりが一致しているかどうか、ですね。これはかなり話を聞かないと分からないのですが、花粉症の患者さんは気温が高いときや風が強いときには明らかにくしゃみ鼻水が増えます。

 先日、花粉症調査のお願いをしました。 

 こんな調査をしなければならぬほど、花粉症と風邪は見分けるのが難しいのですよ。この調査は花粉症と風邪がどのくらい違っていて、どのくらい同じなのかを知るための基礎調査です。

 何でこんな調査をしようと考えているのかというと、花粉症も風邪も、東洋医学的には、風邪(ふうじゃ)が外から体に入ってきて、体がいろいろに反応するということでは同じだからです。

 当方の診断の精度を上げるために必要な調査ですので、もしもご協力いただけるのであれば、lohas@jjclinic.jpにメールを下さい。症状記入用紙を返信いたしますので。

メルマガ「実践ロハス生活!これであなたも医者いらず」より
メルマガ英語版はこちらです。

2008年03月09日