風邪を深く考えてみました~寒気時の入浴について

 風邪のときに寒気なんかあると、風呂に入りたくなりますよね?

 でもどのように入るのが良いのでしょうか?今日はそれを考えてみましょう。

 風邪で寒気がでる場面とはどういうときでしょうか?

 1以外は公式見解ではなく、私の個人的考えです。悪しからず。

 1.風邪の初期。首筋から寒邪が入ってきたとき
 2.何かに疲れて体が緩んでいて、寒邪に深くまで入られたとき
 3.寒邪などの邪が体にあり、それを出せず力が尽きた?

 1はまだ体力的には問題ありません。ただ、寒邪を追い払うためにこれからエネルギーを使いたいところですね。それに1が一番だるくて具合が悪い時です。子どもはやたら機嫌が悪くなります。

 入浴したいという気持ちもおきないでしょう。ですので、できるだけ早く寝るようにしましょう。葛根湯が手元に欲しいところです。

 2は最初からエネルギーが減少している状態で始まっています。風邪の初期のように感じますが、エネルギーが多少は残っているので寒気は少し弱めかもしれません。疲労の回復が最優先なので、やはり寝てしまうのが良いでしょうね。

 3は邪のマイナスエネルギーと自分を守るプラスのエネルギーのせめぎ合いから、マイナスが少し勝ってしまった状態と言えるでしょう。プラスとマイナスの差は少しと考えられますから、入浴は問題ないでしょう。

 入浴をうまく使うと、温まることでプラスを補えると考えられるので、早く治ることも期待できます。でも疲れるほどに温まると、プラスのエネルギーを消耗することになるので、長湯は禁物でしょう。

 では、1,2,3をどのように見分ければ良いのでしょうか?

 寒気の強さは1>2>3です。2と3は邪が体内ですから、通常は喉の痛みがあります。

 「今まで絶対に具合が悪くなく急に来た」と思うなら2、
 「そういえばこの数日何となく具合が悪かった」と思うなら3を考えると良いでしょう。

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2009年03月29日