異常たんぱく質の蓄積について

 今日は細胞の話でやや退屈かもしれません。

 細胞には何があるかご存知でしょうか?

 細胞膜、核、ミトコンドリア、そのあたりまでは皆さん知っていますか?

 ミトコンドリアでは細胞のエネルギーが作られています。

 そして、たんぱく質は小胞体(しょうほうたい)というところで作られています。小胞体では核にあるDNAの情報を読み取り、アミノ酸をひとつずつ繋げてたんぱく質を作ります。

 私はこの小胞体に現在、大変な興味を持っています。

 実は体内で合成されたたんぱく質も品質管理が行われているようです。考えてみれば当たり前のことです。異常なたんぱく質が体内で放置されるということはあってはならないことです。

 Imaiらは2001年にパーキンソン病も異常なたんぱく質が異常に蓄積して、ドーパミン神経を細胞死に至らしめることが原因になるのではないかと報告しています(Cell 105:891-902, 2001)
 
 細胞にはその品質管理を行う制御系がいくつか用意されているようですが、その系を鍼治療で活性化できるようです。

 治療家の中には、論文があるか定かではありませんが、鍼治療がパーキンソン病に効果があるという人もあるようです。もしかすると、異常たんぱく質処理系がその理由なのかもしれないと思い、ちょっと興奮気味です。

 抑肝散という漢方薬も、不良たんぱく質の正常化に一役かっているようです。これまた驚き!

メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より

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2009年09月27日