インフルエンザに関する知識の確認をしましょう
新型インフルエンザの流行期宣言と言えるものが、8月19日に厚生労働省により成されました。
皆さんの身の回りにも新型インフルエンザに感染したと思われる人がいるかもしれませんね。私はまだ発症した方は診察していません。けれど、A型の波動を持っている人は確認しましたので、そういう患者さんを診察する機会が迫っていることはひしひしと感じています。
先日、医師会でインフルエンザの勉強会がありましたので、読者の皆さんと知識を共有しましょう。
現在、世界で発生率が高率で、しかも発生増加率が高い国々は、東南アジア各国とインド、メキシコです。これらの国々と接触がある方は要注意です。
都内では7月以後のA型はまず新型と考えてよく、10歳代、20歳代など活発に動き回る年齢層に多いようです。もう季節性インフルエンザの発症のピーク時と同等またはそれ以上の発症があるとのことです。
皆さんはこのウイルスに対する免疫を持っていませんから、季節性インフルエンザよりも2倍程度、感染し易いようです。ただし、若い人が肺炎で死亡するケースも見られており、低病原性と決めるわけにはいかないようです。ですので、個々の感染を広げないようにする努力が必要とされます。
病院の簡易検査できちんと診断がつくのは40~69%とのことですので、症状と接触歴が重要な判断基準になります。検査で陰性だからといって完全に安心とは言えません。
感染の広がり方は、ほとんどが飛沫感染ですからマスクが有効で、あとは手洗いとうがいが重要と言えます。
情報は身近な、アクティブなものが必要とされますが、このサイトがそういう情報を提供してくれます(東京都の場合)。
新型インフルエンザの概略がお分かりいただけましたでしょうか?
メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より
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2009年08月23日