【栄養療法】みなさんも私と共に勉強しましょう!~抗酸化作用5

 ビタミンCが働くのに、ビタミンB群、グルタチオンが必要でなこと、ビタミンCとともに、ビタミンEの働きを助けているのがコエンザイムQ10というところまでお話ししました。

 これらは体にできてしまったヒドロキシラジカルという、活性酸素を除去するのに役立つ物質なのですが、これ以外にもヒドロキシラジカルを除去する物質があります。それはβカロチンです。

 βカロチンはカロチノイドのひとつで、みかんをたくさん食べて手が黄色くなるときの黄色い成分です。

 従来はビタミンAの材料としか思われていませんでした。しかしビタミンC、ビタミンEと協調して抗酸化物質として作用することが分かってきました。

 βカロチンなどのカロチノイドには、1重項酸素という光刺激で生じる活性酸素を除去する働きがあります。この1重項酸素はカロチノイドでしか処理することはできないため、十分な摂取が望まれます。

 ニンジン、アプリコット、カボチャ類など、明るい色彩の植物に多く含まれているβカロチンは、動脈硬化を防ぐばかりではなく、抗腫瘍効果もあるとされています。ただし、βカロチンは喫煙、飲酒で濃度が低下しますし、低蛋白状態だと吸収が低下してしまいますので要注意です。

 さて、来週は何の話をしましょうかねえ。。。

メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より

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2010年01月10日