【アーユルヴェーダ】アーユルヴェーダにおける体質(プラクリティ)の概念2
ドクターディネーシュのアーユルヴェーダ解説、27回目です。
体質(プラクリティ)の概念2をお届けします。
先週は難題が残ってしまいました。物質的要素と物理的な力の全てが同じであるのに、どうして二人と同じ人間が存在しないのは何故なのでしょうか?。
私たちの周囲にはたくさんの植物があります。赤い花をつける植物もあれば、黄色い花や青い花もあります。毎年ある季節に落葉する植物もあります。これはどのように起こるのでしょうか?
これら全ては「自然な」ことであり、あらかじめ決まっていることなのです。このことは、植物が芽を出す前に既に決まっているのです。
あなたの兄弟が熱いコーヒーを好きなのに、自分は冷たいアイスクリームが大好きだということを不思議に思ったことはありませんか。同じ環境に生まれ育っているというのに、あなたが姉妹よりも風邪をひきやすいのは何故でしょう。何故他のきょうだい達とは全く違う夢を見るのでしょう。
私たちはただ単にそれを「個人のパーソナリティー」と呼ぶかもしれません。しかしアーユルヴェーダの大洋には、これらすべての疑問に対するひとつの答えがあるのです。
それはプラクリティと呼ばれる個人の特徴を判断するための独特な古代インドの方法です。
来週もお楽しみに!
★ アーユルヴェーダに関する質問を受付けます。lohas@jjclinic.jpまで。
2010年05月01日