【アーユルヴェーダ】アーユルヴェーダにおける体質(プラクリティ)の概念8
ドクターディネーシュのアーユルヴェーダ解説、33回目です。
体質(プラクリティ)の概念8をお届けします。
精神的性質はサットヴィカ、ラジャサそしてタマサ プラクリティの3つに分けたところで、それぞれの解説を、と思っておりましたが、今週は時間がありませんので先に進みます。
「プラクリティ と ゲノム」
これまでの説明から、アーユルヴェーダで述べられているプラクリティの概念は、包括的なゲノムの考えと共通していると思われる方もいらっしゃることでしょう。
近年、プラクリティとゲノムの関係を立証するために多くの研究が行われています。
<研究内容>
3つのプラクリティそれぞれの特徴が際立つ健常な人々が選ばれ、末梢からの血液サンプルを使用して全ゲノムにおける発現レベルや生化学的・血液学的特徴を分析しました。
(ドクターロハスのコメント)
近年、中医学で特に感じることですが、西洋的手法で解決しようとする傾向が強まっています。例えば、「○○病が△△漢方薬で治った」というようなことです。本当は○○病を治したのではなく、◇◇証(中医学の診断名)を治したに過ぎないのです。中医学としては当たり前のことです。
そういうものも切り口を全て西洋医学的にしようとする風潮があるので、このアーユルヴェーダもそうならないかとハラハラしつつ心配しているのです。アーユルヴェーダはアーユルヴェーダ独自の評価軸を持っていて良いと私は思いますがどんなものでしょう。
来週もお楽しみに!
メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より
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2010年06月13日