【栄養療法】アミノ酸について2 ~ 癌、肝硬変とアミノ酸

 先週からアミノ酸について勉強しています。

 アミノ酸摂取はバランスが重要です。それぞれのアミノ酸を必要量摂取することが重要です。植物性のたんぱく質ではメチオニンというアミノ酸が不足する傾向があるので、動物性たんぱく質の摂取が重要とされます。

 思いつきで書いていますので(笑)話が飛びますが、癌への対応もアミノ酸が重要な役割を果たしています。

 抗癌剤を使用するときには、その無毒化、発生した活性酸素の除去が重要になりますが、その働きを担うのはグルタチオンです。グルタチオンはシステイン、グルタミン酸、グリシンから成るトリペプチドです。

 またグリシンは癌に栄養を供給する血管が新しく作られるのを阻止する働きを持っています。癌の浸潤を抑える働きもあることが肝癌で確認されています。

 また、肝硬変の場合ですが、アルブミンの値が3.8mg/dl以上あると生存率が大きく上がることが報告されています。

 たんぱく質の摂取不足や癌などアルブミンがどんどん消費されてしまう場合、積極的に補っていく必要があります。

 補っても補ってもアルブミン値が上がらない場合、胃腸からの吸収が悪くなっていないか、慢性疾患がないか、尿たんぱくがでていないか、胃癌などにより出血していないか、などを検証する必要があります。

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2010年06月27日