【アーユルヴェーダ】六味の働きについて~塩味
先週から六味の働きについてお話しています。今まで甘味と酸味について調べました。今週は、塩味について学会の教科書を参考に書いてみます。
塩味の食事の属性(グナ)は重性、温性、油性です。塩味のラーメンはあっさりしている感じがするのに、重くて油性なのですね。難しいな。
塩味の食事の働きは消化の促進だそうです。食欲亢進の作用もあるので、理に適っています。
西洋医学と異なる感じがあるのは、ヴァータを鎮静化、つまり落ち着きを増すということです。西洋医学で落ち着きを担っているのは主にカルシウムです。マグネシウムを念頭に置いて考えれば、鎮静化は理解しやすいかな?
あと身体内の管を浄化して、全身の組織を柔軟化するともあります。動脈硬化で目の敵にされる塩分ですが、塩は元々ものを清める働きがあるのですから、管を浄化するというのは腑に落ちます。
しかし、塩味の過剰な摂取による悪い面にも注意しましょう。口渇、失神、熱感、裂傷を生じます。皮膚病や炎症を増悪させ、歯を脱落させます。精力減退、白髪、脱毛、精神異常なども見られます。
塩味は植物ではなく、鉱物の味です。岩塩、海塩、海藻などから得られます。植物からはなかなか得にくいもののようです。確かにそうですね。
メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より
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2010年12月05日