血糖を効果的に下げるのは運動
血糖をコントロールする上で、インスリンの働きは重要です。インスリンは人間の体の中で唯一、血糖を下げるホルモンだからです。
恐らく、太古の時代には飢餓状態の人も多く、血糖を上げるホルモンが重要だったに違いありません。しかし、現代にあっては血糖を下げるホルモンの重要性が増していると思います。
さて、インスリンが出ていても血糖がなかなか下がらないという現象が起こることがあります。インスリンへの敏感さが欠けているという意味で、インスリン感受性が低下している、と表現します。
インスリンの感受性はどういう人で落ちるのでしょう?インスリンはどういう状況だと働き易くなるのでしょう?
最近見た資料で面白いなと思ったのは、「インスリン感受性の改善度と散歩の歩数には正の相関がある」というものです。
運動をするとインスリンによる細胞の糖の取り込みがスムーズになります。ですので、運動はエネルギーを消費して血糖を下げるということとは別に、インスリン感受性が高まるために効率よく血糖を下げることができるようになります。
脂質の状態の改善も考えると、週に1000Kcal以上の運動が必要とのことですが、これは結構な運動量なので、毎日少しずつ運動することが大切でしょう。そして、血糖が上がるまで、つまり食後30分以内に運動することが、血糖の上昇を抑える上で有効なようです。
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2012年01月14日