花粉症と漢方処方にみる季節感

 気温としてはあまり暖かくなったという感じがせず、雪混じりの雨が降ったり、底冷えのする日もあったりという今日このごろですが、少し春に向かって変化が感じられるようになってきました。

 ひとつは花粉症。

 暖かい日には花粉が飛散するようになってきました。私が大変お世話になっている新横浜の三保先生は、自院のサイトに飛散情報を掲載しておられます。

 新横浜は少し内陸にあり、花粉飛散量が全国でも有数のところなので、少し東京の事情とは異なると思いますが、それにしても結構飛散しているのですね。驚きます。

 東京ではそろそろ敏感な方達から目のかゆみ、鼻のムズムズが始まっています。おそらく新横浜では相当症状が出ている人がいらっしゃるのではないかと思いますので、その土地の地域性は十分に考えておく必要がありますよ。

 さて二つ目。それは漢方処方にあります。

 冬の間は患者さんたちの水の動きが本当に悪く、利水剤と言われる漢方処方を多用したり、利水効果のある生薬を含んだ処方を意識して処方しました。

 ところが、このところの少し陽気が上昇してきた様子を反映して、体は敏感に反応し、利水はだんだん必要なくなってきました。

 もしかすると読者の皆さんの中にも、むくみが少なくなったとか、血色が元に戻ってきたというような方がいらっしゃるかもしれませんね。

メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より

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2013年02月17日