汗が出た方が良い、というのは嘘

 「汗が出た方が良い、というのは嘘なんですね?」

 私が患者さんから聞いた印象的な言葉です。そう、もちろん嘘です。

 最近、自分の体のバリアがあまり明確でない人を多数見かけます。たまたま何ともないということもあるかもしれませんが、風邪などひくとウイルスに体の奥まで入られてしまい、寒気が強くないけどなかなか良くならないということが生じます。

 バリアというのは、外からの攻撃に対して内側、つまり自分の体を守るという意味があるのはもちろんです。しかし、内側のものを外に逃がさないというのもバリアの重要な働きです。

 バリアは体のエネルギーが構成します。中医学では衛気(えき)と言います。体のエネルギーが疲れなどによりなくなってしまうとバリアが薄くなります。

 また、有害な環境にいるために、バリアを作れど作れど消費してしまうということもあるようです。とくに多いのは、携帯電話やパソコンの使い過ぎで自分のバリアを消耗してしまう場合です。

 自分のバリアが薄くなると、実は自分の内側の汗や鼻水も出て行き易くなります。悪い環境から自分のバリアを傷めてしまい、鼻水や汗がたくさんでてしまう人が少なくないので、よく注意しましょう。

メルマガ「実践!新ロハス生活~これであなたも医者いらず」より

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2013年03月10日